こんにちは、石井です。今回も倉敷の祖父母の工場から、見つかった古いブラジルのお札を紹介します。
今から55年前に一般人の海外旅行が解禁になり、年1回限り、外貨(トラベラーズチェックを含む)を持ち出せるようになり、海外旅行ブームが起きた時のお金です。1962年から1964年に発行された。旧10クルゼイロ札です。
シェトウリオ・ドルネス・ヴァルガス(1951年ブラジル史上初の民主的選挙により大統領に)クーデタでの政権交代から2度目の大統領 の肖像
ブラジルの通貨単位は、現在レアルですが、超ハイパーインフレの国で、60年あまりの間に、デノミと、貨幣単位の切り替えで、275×10の16乗分の1に貨幣価値を下げた国です。上の一度めのデノミの後の10クルゼイロは今0.000000000000364レアルに換算されます。なんと不思議な感じです。
ちなみにデノミは、1942年1/1000 1967年1/1000 1986年
Ⅰ/1000 1989年1/1000 1993年1/1000 1994年1/2750にそれぞれ行われました。驚愕 (7)に続く